新旧地図見比べ明石散策

e0241325_16443482.jpg 明石観光協会が、125年前の古地図と現在の地図を見比べながら国史跡・明石城周辺が散策できる特製のハイキングマップを作った。発案したのは、同協会専務理事の榎本伸行さん(62)。市の下水道部長時代に災害対策のために古地図を集めた経験から生まれたアイデアで、観光客にも「面白い」と好評という。(東田陽介)

 同協会は今年3月、秋の行楽シーズンに向けたハイキングマップ作りの検討をスタート。榎本さんが思い出したのが、1年前まで務めた市の下水道部長時代に収集した市内の古地図のファイルだった。

 2008年のこと。明石の地形を把握し、台風などの災害時に備えようと図書館でコピーした古い地図を広げるうち、下水道管の敷設場所が、明石城の周囲を三重に巡らせた内堀、中堀、外堀に集中していることに気付いた。

 堀は標高が低い分、下水道管の水もスムーズに流れるようにしたことが理由と考えられたが、現在も残るのは中堀だけ。若い部下たちに「古い地図は参考になるぞ」などと見せていたという。

 マップ作成にあたり地図を取り出し、外堀跡の周辺の長さを計測してみると5キロと散策にはぴったりで、明石城のほか、市立文化博物館や魚の棚商店街など様々な名所も楽しめることが分かった。

 そうして完成したマップ(A4判)は2枚組で、1枚は1886年(明治19年)に参謀本部測量局が作った縮尺2万分の1の明石城周辺地図を、もう1枚は現在の同じ縮尺の地図をそれぞれ印刷。いずれも半透明のトレーシングペーパー製で、2枚重ねることで内堀や外堀の跡にどんな建物があるかなどが分かる仕掛けになっている。

 明石の文化などを学ぶ「明石学」の授業を受け持つ大見端・神戸学院大非常勤講師(67)は「新旧の地図を即座に比較出来るのが面白い。授業でも使ってみたい」と語る。

 榎本さんは「遊び心も込めて作った地図だが、明石の新たな魅力の発見につながれば。堀跡の中には、9月の台風12号で浸水した場所もあり、防災マップとしても活用できる」と話す。

 マップは、明石駅構内の観光案内所で2000部を無料配布中。問い合わせは同協会(078・918・5080)。

(2011年11月1日 読売新聞)
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by mimiyori-hansinn | 2011-11-02 16:45 | 話題・ニュース
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