H-IIBロケット3号機/こうのとり3号機
さて、「こうのとり」を良く知らない人のために、ちょっと解説しておきましょう。
「こうのとり」はHTVの愛称です。HTVは、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle)ので略称で、国際宇宙ステーションに補給物資を運ぶための輸送手段として、日本が開発した無人の物資補給船です。将来的には有人対応も可能な機体なんですよ。
HTVの初号機は、2009年9月11日に、無事打ち上げられました。
2号機は、2011年1月22日に打上げられ、この時に公募により「こうのとり」という愛称が決まったんです。
今回打ち上げられるのは3号機というわけです。
因みに「こうのとり」3号機は、2号機から幾つか改良が加えられています。で、この3号機をもって開発終了となり、この設計で運用機として量産されるそうです。
改良点として大きいのは、エンジンと通信装置のの国産化です。
4基のメインエンジンを米エアロジェット社のR-4Dを、国産のHBT-5エンジンに、28基のRCSスラスタ(28基)には米エアロジェット社のR-1Eスラスタ(スペースシャトルのバーニアRCSスラスタとしても採用されていたものです)を、同じく国産のHBT-1スラスタを搭載したそうです。
また、通信装置(トランスポンダ、ダイプレクサ)のも、国産品になっています。
21日からは夏休みという方も多いと思います。
直接種子島で打ち上げを観望・・・なんて方もいらっしゃるかも知れませんね。
by楽観主義者の工作室
「こうのとり」はHTVの愛称です。HTVは、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle)ので略称で、国際宇宙ステーションに補給物資を運ぶための輸送手段として、日本が開発した無人の物資補給船です。将来的には有人対応も可能な機体なんですよ。
HTVの初号機は、2009年9月11日に、無事打ち上げられました。
2号機は、2011年1月22日に打上げられ、この時に公募により「こうのとり」という愛称が決まったんです。
今回打ち上げられるのは3号機というわけです。
因みに「こうのとり」3号機は、2号機から幾つか改良が加えられています。で、この3号機をもって開発終了となり、この設計で運用機として量産されるそうです。
改良点として大きいのは、エンジンと通信装置のの国産化です。
4基のメインエンジンを米エアロジェット社のR-4Dを、国産のHBT-5エンジンに、28基のRCSスラスタ(28基)には米エアロジェット社のR-1Eスラスタ(スペースシャトルのバーニアRCSスラスタとしても採用されていたものです)を、同じく国産のHBT-1スラスタを搭載したそうです。
また、通信装置(トランスポンダ、ダイプレクサ)のも、国産品になっています。
21日からは夏休みという方も多いと思います。
直接種子島で打ち上げを観望・・・なんて方もいらっしゃるかも知れませんね。
by楽観主義者の工作室
by mimiyori-hansinn
| 2012-07-18 05:43
| サイエンス/読書