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神戸・塩屋の旧ジョネス邸に売却話 大正の面影残す名建築

e0241325_19191777.jpg 大正時代に建築され、神戸市垂水区の塩屋地区を代表する洋館旧ジョネス邸の売却話が持ち上がり、開発業者がマンション開発を視野に調整を進めている。和洋折衷の意匠が随所に取り入れられた同邸は、外国人の別荘地だった塩屋のたたずまいを残し、兵庫県の近代化遺産に選定された名建築。地元住民や研究者らは保存を呼び掛けている。(大月美佳)

 旧ジョネス邸は木造鉄筋コンクリート造りの2階建て。1919(大正8)年に英国人貿易商フレデリック・モリス・ジョネス氏が私邸として建築した。オーストラリア国立大学の田村恵子客員研究員によると、元は約400メートル東に建てられ、太平洋戦争中にジョネス氏の顧問弁護士だった山田作之助さん(故人)に売却されたという。

 塩屋地区では旧国鉄の拡幅工事に伴い、海岸沿いの洋館の多くが解体されたが、同邸は山田さんの強い意向で63(昭和38)年に現在地に移築された。山田さんは、同邸周辺でのマンション建設反対運動の旗振り役でもあった。

 旧ジョネス邸を調査した神戸芸術工科大の坂本勝比古名誉教授(建築史)によると、屋根には欄干が設置され、形状も反りがあるなど和風建築の技術が施されているのが特徴的。内装は直線を生かした斬新なデザインで「和の要素を加味した意匠が独特で貴重な洋館。塩屋の海岸沿いの景観にとっても重要な意味がある」と話す。

 売却話が地元に伝わったのは昨年10月ごろ。地元住民でつくる「塩屋まちづくり推進会」は「古くからの記憶をとどめるかけがえのない地域資源。残してほしい」と保存を求める嘆願書を所有者に送付。地元の建築家らも塩屋のまちづくりの取り組みや、歴史的建築物の改修事例を紹介する資料を送った。

 また神戸市文化財課は「塩屋を代表する歴史的建造物」として、所有者に申し入れて調査を行っている。しかし、建物などの購入は財政的に難しいという。

 ジョネス氏の長男森井英孝さん(75)=西宮市=は「祖父、父と暮らした私の生家で、価値も認められてきた建物なので残念だが、仕方がない」と話している。

 一方、開発業者は「購入を前提に手続きを進め、マンション開発を検討している」とし、所有者の男性(東京都)は「個人財産なのでコメントは控える」と話す。
                   by神戸新聞

by mimiyori-hansinn | 2013-01-23 19:20 | 地域情報
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