芸術の秋 特別展 プーシキン美術館展 フランス絵画300年

 神戸市立博物館では、平成25年9月28日(土曜日)から12月8日(日曜日)まで、特別展「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」を開催します。
 17世紀以降、ヨーロッパをけん引したフランスの文化は、遠いロシアでも上流階級の教養の証となり、女帝エカテリーナ2世らロマノフ王朝の歴代皇帝や貴族たちは、多くの質の高いフランス絵画をロシアにもたらしました。19世紀には、すぐれた審美眼を誇る富豪たちの依頼によって、同時代に活躍したピカソ、マティスなどの革新的作品も描かれます。ロシア革命を経て、これらのフランス絵画コレクションは国有化され、その多くがモスクワのプーシキン美術館に受け継がれ、今日に至っています。
 ルノワールの印象派時代最高の肖像画と名高い《ジャンヌ・サマリーの肖像》をはじめとする、珠玉の名画の数々を、ぜひご鑑賞ください。

展覧会の構成
この展覧会は、つぎの4章から構成されています
•第1章 17-18世紀 古典主義、ロココ
•第2章 19世紀前半 新古典主義、ロマン主義、自然主義
•第3章 19世紀後半 印象主義、ポスト印象主義
•第4章 20世紀 フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリ

フランソワ・ブーシェ≪ユピテルとカリスト≫  
e0241325_10344694.jpg1744年 油彩、カンヴァス 縦98、横72センチ

18世紀ロココ芸術を代表するブーシェの本領が発揮された逸品です。女神ディアナの従者カリストを我がものにしようと、ディアナに扮して近づくユピテル。その後ろにはユピテルの象徴である鷲が潜み、誘惑の瞬間を物語ります。ロココ美術の愛好者ユスーポフ公爵が1811年にサンクトペテルブルクのオークションで入手したと考えられています。
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow










ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル ≪聖杯の前の聖母≫  
e0241325_10365692.jpg1841年 油彩、カンヴァス 縦116、横84センチ
 19世紀の新古典主義の巨匠アングルによる、聖母像の傑作のひとつ。アレクサンドル2世が、皇太子時代にアングルに依頼した作品です。円形・三角形を基調とした左右対称の画面が宗教的な神秘性を醸し出す中、柔和で気品に満ちた表情でマリアは聖杯上の聖餅(せいへい)に視線を向けています。その後ろには、時の皇帝ニコライ1世とアレクサンドル皇太子をたたえるべく、2人と同名の聖人が描かれています。この作品はロシアに送られる前にパリで展示され、絶賛されました。これを惜しんだアングルは、後に同様の構図の作品を4点描いています。
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow








クロード・モネ≪陽だまりのライラック≫
e0241325_10385520.jpg1872-73年 油彩、カンヴァス 縦50、横65センチ
 明るい陽射しのもと、咲き誇るピンク色のライラックと、その下で憩う2人の女性(モネの妻カミーユと、息子の乳母と推測)が描かれています。パリ郊外の町アルジャントゥイユの、モネが暮らした家での情景と思われます。女性たちに降り注ぐ木漏れ日の描写などに、光の効果を追求した革新的な表現が見て取れます。この絵を1899年に購入したセルゲイ・シチューキン(1854~1936)は、繊維産業で財を成した実業家で、フランス絵画の前衛的な表現の可能性に早くから目をつけたコレクターとしても知られています。この作品は、シチューキンによるコレクションの核となった印象派やポスト印象派の傑作群のうち、最初期に購入されたものです。
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow

 詳細はここをクリックしてください
                by神戸市博物館
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by mimiyori-hansinn | 2013-09-25 19:47 | 美術館/芸術
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