銀二貫 高田郁

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幻冬舎630円
 大坂の寒天問屋である井川屋の主・和助は、焼け落ちた天満天神宮に寄進するため、銀2貫を懐に歩いていた。ふと、仇討ちを目の前で見かけ、討たれた侍の子供が不憫で、懐にあった銀2貫で、仇討ちを買うことを申し出る。子供を連れて家に帰ると、信心深い番頭の善次郎に渋い顔をされるが、和助は一からまた貯めようと諭し、その残された子供・松吉を丁稚とすることに。

井川屋は手堅く商売を続けたが、仕入先の火事見舞いや、仕入先のトラブルに使ってしまい、なかなか銀2貫貯まらなかったが、和助は辛抱強く貯め続ける。
一方大人になった松吉は、以前可愛がってもらっていた得意先の料亭から聞いた、寒天の改良希望の話が忘れられず、どうにかできないものか試行錯誤を繰り返す。
そして、ついに叶う日がやって来る。

 我慢に我慢を重ね、地道に努力していく人々のお話です。読んでいるこちらにも伝わってきました。

この本を大阪の友人に紹介したメール
 先日「銀2貫」高田郁を読みました。江戸時代大阪天満宮の近くで寒天を扱う店の小説ですが
先日街中で巡った浪速八軒屋周辺の当時の描写が手に取るように判るだけでなく当時の風習も知る事
が出来、現代の大阪と対比して興味を惹きたててくれました。人と人の心の繋がり、精一杯ひたむきに
生きる主人公の姿に感動し一気呵成に読破しました。もしまだお読みでなければ是非お勧めします。

その友人からの読書感想
人情噺し・・・いいですね~
「ストーリーのなかに誰も悪人がいない・・・」
あり得ないことですが、フィクションだから許される。

毒々しい「大和田常務」もいるのでしょうが・・・
歳をとると「甘い噺し」がいいですね・・・
読むと「ホッとする」自分がいます。

寒天問屋の井川屋さんの位置は・・・
・天神橋より天満橋が近い・・・
・昔の天満青物市場は大川端・・・
・勿論天満宮にも近くて「天満焼け」で被災しているから
 大川からそんなに離れていない・・・

以上から「天満組惣会所跡」辺り。
近くには川端康成生家もあるところ・・・

新・大阪町中散策 第8回のコースは
「銀2貫」物語りの和助や、松吉の通った道・・・

そんな思いを膨らませて読ませて頂きました。
ありがとうございます。
                   by管理人
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by mimiyori-hansinn | 2013-11-26 11:24 | サイエンス/読書
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